皮膚の働き

皮膚は保護、体温調整、知覚、分泌排泄、吸収と再生をしています。

皮膚は物理・科学的刺激、光線などから身体を保護しています。皮膚の最外層は脂質で膜を形成しており、それは酸性膜と呼ばれ、細菌を防御しています。

皮膚の血管が拡張すると、体温が下がり、収縮すると血流量が減って、体温が上がる体温調節をしています。

皮膚には温度覚、触覚、痛覚の知覚があります。最も敏感な知覚は痛覚で、鈍感な知覚が温度覚です。知覚障害があると、やけどが起きやすいです。

皮膚は皮脂と汗を分泌排泄しています。皮脂の分泌は20~25歳に最も盛んになるので、その年齢にニキビが出来やすいです。

汗は99%が水で、残りは尿酸、乳酸、アンモニア、アミノ酸です。皮膚は薬剤などを吸収する働きをしています。湿布が効くのはそのためです。

皮膚は再生するので、浅い潰瘍は自然治癒します。

 
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